富山大空襲 展示会 〜戦禍をこえて80年〜 80年祈念事業 新川巡回展 2025年11月20(木)〜24日(月・祝日)10:00〜17:00(最終日は16:00まで) 魚津市新川文化ホール2階展示室【入場無料】

ごあいさつ

 今年は第二次世界大戦の終結から80年になります。日本といえば米軍による広島、長崎の原爆被害が思われますが、他に60以上の都市が空襲を受け、富山市街も全焦土に帰しました。日本ではその事実さえも知らない世代が多く、現在なお世界の戦場で戦闘員、民間人を問わず殺戮と破壊が続き、誰も止めることができていません。

 1945年8月1日から2日未明、富山の街も遂に火炎に包まれました。米軍のB29爆撃機からの焼夷弾による大規模な空襲で、街の99.5%が焼失しました。多くの命と暮らしが失われた戦争の悲劇は決して過去のものではなく、今を生きる私たちが受け継ぐべき記憶でもあります。

 この展示では、当時の写真や証言、被災者の描いた絵画、被災者の今を写した写真などを通じて富山大空襲の実態の一端を伝え、戦争の教訓を問いかけます。

降り注ぐ焼夷弾により燃え盛る富山市街

開催概要

名称 富山大空襲〜戦禍をこえて80年〜「新川巡回展」
開催期間 2025年11月20日(木)〜11月24日(月・休)
時間 10:00〜17:00 ※最終日は16:00終了
開催場所 新川文化ホール 2階展示室 / 〒937-0853 富山県魚津市宮津110
入場料 無料
主催 「富山大空襲—戦禍をこえて80年」新川巡回展実行委員会
共催 魚津市、富山大空襲を語り継ぐ会
後援 富山県、富山県教育委員会、黒部市・入善町・朝日町と各教育委員会、新川文化ホール、北日本新聞社
協力 富山市、富山県公文書館、NPO法人つむぎ
協賛 新川経済倶楽部
お問い合せ 富山大空襲を語り継ぐ会事務局 TEL 076-423-1122

お知らせ

展示内容

chapter 1

あの日、富山が燃えた

富山大空襲の記録と証言

総曲輪商店街の焼跡

 富山大空襲の被害とその歩みを、大型パネルによる年表や当時の写真で紹介します。街が失われていく過程や人々の暮らしの変化を視覚的にたどり、空襲がもたらした現実の重さを、時の流れとともに振り返る場とします。

写真

谷田忠雄

総曲輪七の組方面の焼跡
大和百貨店付近(西町)
松川付近。船橋の常夜灯を望む

特大パネル展示

富山県民会館で開催された展示の様子
富山県民会館で開催された展示の様子
富山県民会館で開催された展示の様子
富山県民会館で開催された展示の様子

※写真は富山県民会館で開催された展示風景です

chapter 2

真っ赤な空の下で何が?

被災者が絵で語る

 富山大空襲を体験した人々が、自らの記憶をもとに描いた絵を展示します。被災の瞬間や逃げ惑う情景、焼け跡に立ちすくむ人々の姿など、当時の目で見た光景を通して、戦禍の現実と平和の尊さを静かに伝えます。

絵史

丹羽隆一

我が家の戦災絵史(苦悩から脱却の記録)2の4「爆撃始まる」
我が家の戦災絵史(苦悩から脱却の記録)3の1「集落の罹災」
我が家の戦災絵史(苦悩から脱却の記録)3の4「焼け跡」

絵日記

若林ウタ

chapter 2

平和を生きる私たちへ

記憶を受け継ぎ、未来へ

 来場者が未来への思いを綴る「平和のメッセージボード」を設置して戦争を知らない世代が記憶と向き合い、平和の大切さを考える場をつくります。

前回開催したメッセージ

アクセス

戦争に関する遺品を募集しています。記憶をつなぐ貴重な資料のご提供方法をお知らせします。

お問い合せ/富山大空襲を語り継ぐ会事務局

TEL 076-423-1122(柴田)